税理士試験は地獄だと聞いて躊躇している人はいませんか?実際に税理士試験の勉強を始めてみて、地獄を見ている人もいるでしょう。税理士になろうと思わなければよかったと後悔しているケースもあります。何度も税理士試験を受験して科目合格すらできず、ついにはあきらめてしまう人もいます。受験者の中には一発合格をしている人もいるのに、なぜ税理士試験に受からないで挫折してしまう人も多いのでしょうか。この記事では税理士試験で合格できない人が持っている特徴と、地獄を見てしまって挫折する人がいる理由を紹介します。
税理士試験は地獄。合格しない人の特徴
税理士試験はいくら受けても落ちるだけで地獄のような日々になる人もいる難関試験です。年度による違いこそあれ、税理士試験は合格率が10%程度しかないような厳しい試験なので、合格できる人の方が稀だというのが事実です。さらに、科目合格をするだけでは税理士になることはできず、5科目もの合格を目指さなければなりません。合格率が10%というのは科目ごとのことなので、5科目合格を終えるにはかなり大変なのは想像できるでしょう。
税理士試験の地獄のような関門を乗り越えて税理士になるには覚悟が必要です。ただ、必死に勉強しているつもりでも合格しない人もいます。以下のような人は税理士試験の合格が難しいので、意識改革から始めた方が良いでしょう。
学習歴が短いのに複数科目受験をしている
まだ税理士試験の受験勉強を始めて1年目で学習歴が短いのに複数科目受験を目指したという人はあまり合格しません。5科目まとめて合格する人もいないわけではありませんが、勉強しなければならない量が多すぎて処理しきれないのが普通です。無職で税理士試験の勉強だけに専念できる状況なら合格できる可能性もありますが、社会人になって働きながら勉強するなら1科目ずつ丁寧に合格していくのが無難でしょう。
独学しかしていない
税理士試験対策を我流でやっていて独学しかしていない人も地獄を見てしまうことがよくあります。税理士試験は一問でも多く正答して点数を稼ぐのが重要な試験です。条件反射的に答えられるようになるべきこと、計算をパターン化して即対応できるようにするべきことなどのテクニックがたくさんあります。出やすい内容を優先して覚えるといった工夫も必要です。独学にこだわってしまって試験対策の効率が悪く、なかなか合格ラインにたどり着けない人もいます。税理士試験講座を受講すると費用がかかりますが、地獄から抜け出す第一歩になる可能性があります。
同じ科目にこだわり続けている
税理士になるために5科目合格を目指しているときには、同じ科目にこだわり続けているために受からない人もいます。受からなかった科目をさらに勉強して翌年の税理士試験で合格するというのはよくあるパターンです。しかし、三回目、四回目となると合格率が高いわけではありません。その科目が苦手で、いくら勉強しても合格ラインに乗れないことがよくあるからです。今までずっと勉強してきたからこそ、知識の蓄積があるから同じ科目を受けたいという気持ちに駆られるでしょう。しかし、同じように何年も勉強し続けている人が受験していたら競争に勝てないという面もあるので、思い切って科目を変更した方が合格に近づけると考えられます。
なぜ税理士試験に受からないで挫折する?
税理士になりたいという強い意志を持っていた人でも、税理士試験に受からないで挫折してしまうのはなぜなのでしょうか。地獄に陥ってしまって勉強を続けられなくなる理由をまとめたので参考にしてください。
試験範囲が広い
税理士試験は試験範囲が広すぎて対応するのが困難なのが挫折の理由としてまず挙げられます。科目合格をするだけでも平均すると500時間~1200時間くらいの勉強時間が必要と言われています。もちろん、何年もかけて800時間勉強したからといって合格できるとは限らず、短期間で集中して勉強しないと平均時間よりもトータルの勉強時間は長くなるでしょう。記憶が抜けていってしまった分を取り返すのに復習が必要になるからです。
税理士試験は計画性がなければ合格するのが難しいのは事実です。特に複数科目受験をする場合には広い試験範囲をどのように効率的に学んでいくかを考えて計画を立てなければ合格はまず不可能でしょう。社会人になって仕事が忙しくて時間がないという人はなかなか合格できません。業務量が増えていくにつれて勉強時間を確保できなくなり、合格をあきらめざるを得なくなります。
科目合格制のため受験生のレベルが高い
税理士試験は科目合格制で受験生のレベルが高く、競争を勝ち抜くのが難しいのも挫折の理由です。前年に受験して不合格だった人にはボーダーラインぎりぎりだった人もいるでしょう。その人がさらに勉強して今年の試験を受験したら合格する可能性が高いのは明らかです。このようなレベルの高い受験生がいるので、合格者の1割のうちほんのわずかな枠が初回受験者の合格枠になっています。実際には初回合格をしている人もいますが、2年目か3年目での合格がボリュームゾーンの科目が多いというのが実態です。初回受験で落ちてしまったのがショックで地獄だと感じ、勉強を続けられなくなることもよくあります。初年は落ちても仕方ないという気持ちで2年以内には合格するという目標を立てて計画的に勉強した方が無難でしょう。
ミスが許されない
税理士試験では些細なミスによって不合格になるくらいにシビアな試験なのも原因です。ケアレスミスがあったために落ちてしまうというケースがあり得るからです。点数競争の試験なので、ちょっと問題を読み違えたり、記入ミスをしたりするだけで落ちるリスクがあります。知識も十分で実務に堪えるくらいの能力があるにもかかわらず、試験が苦手で合格できない人もいます。着実に勉強を重ねていけば正しくて実用的な知識を付けることは可能です。しかし、税理士試験ではさらにミスを減らすテクニックも身に付けることが必要です。特に集中力がない人は試験時間の後半になってミスを多発するリスクがあります。税理士試験対策ではミスを減らす方法も身に付けなければならないということを理解できていないと、いつまでも受からないままになりがちです。
1つの予備校にこだわっている
独学で失敗する人も多いですが、1つの予備校にこだわっていてなかなか受からない人もいます。税理士試験の受験対策をしている予備校や資格学校はたくさんあります。大手で合格率が高いと言われている予備校を利用していれば十分と考えがちですが、必ずしも良い考えだとは言い切れません。予備校にも相性があるので、自分に合うところを選び出すのが重要なポイントです。TACやクレアール、LECや大原、スタディングなどのさまざまな税理士試験講座があるので、自分に合うところを選んで必要に応じて複数を併用するのが良いでしょう。それぞれの講座が独自のノウハウによってカリキュラムや教材を作成しています。受験テクニックも各校で異なるので、広く身に付ければ合格率を上げることが可能です。講義を受けるのが良いか、通信教材を利用するのが良いかも人によって違うでしょう。講義を受けて通信教材で復習するといった学び方もあります。自分の勉強スタイルを作り上げるという意識を持って、多数の予備校からいくつかピックアップして活用していきましょう。

